「エラスチン」という言葉を聞いたことはありますか?
最近、なんだかお肌にハリがない・・・
お肌の弾力がなくなって、皮膚がたるんできた!
コラーゲンを摂っているのに、全然効果を感じられない・・・!
という方は、『エラスチンの減少』が原因かもしまれん。
エラスチンは、お肌のハリや弾力を作る上で、とても重要な成分です。
コラーゲンやヒアルロン酸を一生懸命摂っても、エラスチンが不足しているとハリや弾力は戻りません!
この記事では、たるみのない健康的なお肌でいるために必要な、エラスチンの具体的な効果や、エラスチンを増やす4つ方法をお伝えします。
1.エラスチンとは?
2.たるみの原因はエラスチン不足!
3.エラスチンの効果とは?
4.エラスチンはなぜ減少するの?
5.エラスチンを増やす4つの方法
紫外線対策
5-1.酸化と糖化を防ぐ
5-2.サプリメントで補う
5-3.エラスチンを増やす化粧品を使う
6.エラスチンを増やすおすすめの化粧品
7.エラスチンの効果と増やす方法まとめ
1.エラスチンとは?
出典:わかさ生活
エラスチンとは、お肌の真皮にある繊維状のたんぱく質です。
名前の由来は、英語の「elastic:弾力・伸縮性がある」からきています。
体内でのエラスチンの仕事は、コラーゲン同士を結びつけて網目状に構成することで、ゴムのように伸び縮みする性質を持ちます。
エラスチンがしっかりと機能することで、お肌に「弾力」や「柔軟性」、「艶」が生まれます。
エラスチンは、800個以上のアミノ酸からできており、人体でのエラスチン含有量は、靱帯で約78~80%、動脈で約50%、肺で約20%、皮膚の真皮で約5%を占めています。
エラスチンは、健康的な美肌を保つ上で、コラーゲンに匹敵するほどのエイジングケア効果があることが、近年の研究によって明らかになってきています。
エラスチンは、コラーゲンと同様に真皮の中にある線維芽細胞によってつくられます。
真皮でエラスチンがコラーゲンをつなぎ止めるようにして支えることで、はじめてコラーゲンの効果が発揮されます。
つまり、コラーゲンとエラスチンはお互いになくてはならない存在で、そろって機能することによって、その効果を発揮するということです。
エラスチンが不足しているのにコラーゲンを摂取しても、コラーゲンをつなぎ止めておくことができないので、ハリや弾力は得られません。
エラスチンは、赤ちゃんの時期は少なく、25歳頃をピークに年齢とともにゆるやかに減少します。
エラスチンは、30代を過ぎると急激に減少し始め、40代では約30%以下にまで減少してしまいます。
アンチエイジングケアとして有名なコラーゲンは、40代でもさほど量が減っていないことにお気づきでしょうか?
30代と40代で、お肌の質がだいぶ変化するのは、エラスチンが減少してしまっているからです。
コラーゲンを摂ってもお肌にハリが戻らないのは、エラスチンの減少が原因なのです。
2.たるみの原因はエラスチン不足!
↑ この画像をご覧ください。 ↑
若いころとなんだか肌が違う・・・
と感じている方はお肌のたるみのせいかもしません。
お肌にハリや弾力がないだだけで、見た目もずいぶんと差が出ます。
エラスチンはコラーゲンとコラーゲンをつなぎ止めるゴムのような役割を持つ成分ですが、エラスチンの厄介なところは
「一度壊れると元に戻らない」ということです。
風船をめいっぱい大きく膨らましたら、空気を抜いた後も完全に元のサイズに戻らずに、ぶよぶよとした状態になりますよね?
エラスチンも加齢や紫外線などで劣化すると、一度伸びた風船のように伸縮性が鈍くなり、復元できない部分ができてしまいます。
これが、エラスチン不足のよる「たるみ」の原因です。
エラスチンが減少すると、肌の弾力が失われ、しわやたるみが生じるだけでなく、血管の老化が早まり動脈硬化や心筋梗塞、脳血栓などの重大な病気のリスクが高まると考えられています。
エラスチンは一度壊れてしまうとうまく再生するとは限らないため、日々のケアがとても大切です。
3.エラスチンの効果とは?
では、具体的なエラスチンの効果について、詳しくみていきましょう。
まず、「真皮にもとからあるエラスチン」と「化粧品で補うエラスチン」はその役割が異なります。
①ハリや弾力を保つ効果
②動脈硬化を防ぐ効果
③靭帯の伸縮を維持する効果
【化粧品で補うエラスチンの効果】
①保湿力を高める効果
②お肌のキメを整える効果
化粧品で補う成分としてのエラスチンは、表皮で保湿成分としてはたらき、水分を抱え込んで保持することで、お肌に潤いを与えます。
つまり、その効果は「ハリや弾力が増す」のではなく「保湿力が増す」ことになります。
エラスチンの化粧品としての保湿力は、中程度になります。
化粧品で補ったエラスチンが、真皮層で自分自身のエラスチンになることはありません。
これは、化粧品原料として使われるコラーゲンやヒアルロン酸も同様です。
お肌にハリや弾力が欲しい人は、真皮層のエラスチンを増やす必要があります。
4.エラスチンはなぜ減少するの?
エラスチン減少の主な原因は、加齢と紫外線ダメージによるものです。
加齢によってエラスチンの生産量が減ってしまったり、エラスチンの弾力の質が低下してしまいます。
また、紫外線によって過剰に発生した活性酸素によって、エラスチンが破壊されたり変形してしまうことで、エラスチンは減少していきます。
その他にも、酸化や糖化現象によってエラスチンは劣化してしまいます。
一度劣化してしまったエラスチンは、しぼんだ風船のように伸び切った状態になってしまうので、お肌の弾力性は失われ、皮膚が硬くなります。
正常な方向へと引っ張る弾力性が低下したことで、しわやたるみといった肌トラブルが起こります。
その他にも、エラスチンの変性や減少は、たるみ毛穴、ほうれい線、目の下のたるみ、黒くまの原因にもなります。
5.エラスチンを増やす4つの方法
エラスチンは一度劣化してしまうと元に戻りません。
健康なエラスチンを維持するために大切なことは、エラスチンが劣化しないように予防することと、エラスチンを補うことです。
具体的な対策は全部で4つあります。
①とにかく紫外線対策!
老化現象の約80%の原因は『紫外線』によるものだと言われています。
エラスチンの減少も紫外線のダメージによるものです。
そこで、エラスチンを増やすためには、紫外線のダメージによってエラスチンが劣化、変性するのを防ぐことが大切です。
紫外線対策を徹底的に行うことがエラスチン減少を抑える最も有効な方法です。
紫外線対策として、気をつけなければいけないのは、夏だけでなく、秋や冬にも紫外線対策をするということです。
なぜかというと、エラスチンやコラーゲンにダメージを与える紫外線A波(UVA)は、一年中降り注いでいるからです。
紫外線には種類があり、
UVA(紫外線A波)は、真皮層にまでダメージを与え、エラスチンやコラーゲン減少に深く関わる紫外線です。
一方、UVB(紫外線B波)は、量は少ないものの非常に強力な紫外線で、肌が黒く変色するのはUVBによるものです。
UVAは、窓ガラスや雲を通過する性質があるため、曇りの日や室内にいるときも、紫外線対策が必要です。日差しがあまりないと、紫外線対策をついつい怠ってしまう人が多いのではないでしょうか?
紫外線対策を怠ることで、気づいた時にはすっかり顔がたるんでいるかもしれません。
紫外線対策として、おすすめのアイテムは「飲む日焼け止め」です。
飲む日焼け止めは、体の内側から日焼けを予防することを目的としたサプリメントです。
一年中日焼け止めを塗るのはめんどくさい方にとってもおすすめです。
飲む日焼け止めは、目から入る紫外線や室内での紫外線対策にも最適です。日焼けを防止してくれるだけでなく、さまざまな美容効果もあるので一石二鳥です。
おすすめの記事
⇒紫外線とは?
⇒最新版!飲む日焼け止めランキングBEST3
②酸化と糖化を防ぐ!
エラスチンを減らさないために「抗酸化対策」と「抗糖化対策」を心掛けることも重要です!
抗酸化対策とは、紫外線を大量に浴びたり、ストレスや喫煙などの外的刺激によって発生する活性酸素を抑制し、酸化現象を防ぐことをいいます。
酸化は老化を招くだけでなく、美容の敵『シミ』や『しわ』といった肌トラブルを引き起こします。
具体的な抗酸化対策は、
①美白成分が含まれた基礎化粧品を使用する
②飲む日焼け止めサプリで体の内側から抗酸化対策する
ことがおすすめです。
では、糖化とはどういったものでしょうか?
糖化とは、「糖とたんぱく質が結びついて焦げる現象」のことをいいます。
糖化することでエラスチンやコラーゲンが硬くなり 、お肌のハリや弾力が低下し、老化が進みます。
さらには、お肌が黄ばんでしまうこともあります。
黄ばみやくすみがあるとどう違うのか画像で見比べてみましょう。
黄ばみやくすみがありだけで、見た目にずいぶん差がでます。
糖化について詳しく知りたい方はこちら⇒肌のくすみの原因は糖化!予防法とくすみを解消する化粧品
③エラスチン配合のサプリを摂る
加齢とともにエラスチンの産生量が減ってしまうため、食品やサプリメントなどでエラスチンを補いましょう。
エラスチンが含まれる食べ物には、もつ、牛スジ、手羽先、軟骨、煮魚などがあります。
しかし、食事からエラスチンを摂っても、エラスチンを修復したり、その数を増やすことは難しいようです。
直接、エラスチンにはなりませんが、これらをはじめ、たんぱく質を含む食品を意識して食べることでエラスチン維持に役立ちます。
エラスチンを増やすためにはサプリメントで摂取する方法がおすすめです。
摂取したエラスチンの効果をより高めるために、
「低分子化されたエラスチン(エラスチンペプチド)」を摂るようにしましょう。
④エラスチンを増やす効果のある化粧品を使う
以前は、化粧品などスキンケアでは、エラスチンを増やすことはできないと言われてきました。
しかし、最近では新たな化粧品原料の開発が進み、コラーゲンやエラスチンの産生を助けるエイジングケア化粧品成分が開発されています。
補うことはできないませんが、自ら生産する働きを促進するのですから、結果としてお肌のエラスチンやコラーゲン増加につながるということです。
コラーゲンやエラスチンを増やす成分は、
- レチノール(ビタミンA)
- レチノイン酸
- ビタミンC誘導体
- FGF
- 大豆イソフラボン
- パイナップルセラミド
- プラセンタエキス
- ナイアシン
などがあります。
おすすめの記事
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⇒コラーゲンが増える?若返り成分パイナップルセラミドの効果
6.エラスチンを増やすおすすめの化粧品
♔おすすめ1♔ ビタミンC誘導体高配合の「C-MAXローション」
商品名: C-マックスローション
通常価格:8,000円
内容:100mL
ーエラスチンを増やす成分ー
ビタミンC誘導体
レチノール(ビタミンA)
ビタミンB5(パンテノール)、ローズマリーエキス、プリーン分解物、アロエベラ葉エキス、マグワ根皮エキス、カンゾウ根エキス
高濃度ビタミンC誘導体で毛穴を引き絞めふっくら
C-MAXローションにはビタミンC誘導体が6%も高配合されています。
ビタミンC誘導体の効果は、
- コラーゲンやエラスチンの生成を促す効果
- 毛穴の引き締め
- ニキビ跡ケア
- 皮脂の抑制
- ニキビ予防
- シミを消す
- シミを予防する
などがあります。
ビタミンC誘導体にはいくつか種類があり、C-MAXローションに配合されているビタミンCは、”リン酸アスコルビルMg”といって、皮膚学会で最も効果を報告されているびビタミンC誘導体です。
なぜ、ビタミンC誘導体が6%なのか?
実は、化粧品の成分表示には濃度を記載する義務はありません。
そのため、たった1%しか配合していなくても「〇〇〇配合!」と謳うことができます。
ビタミンC配合と記載されている化粧品の多くが、わずか1%の配合率だといわれています。
しかし、実際にビタミンC誘導体の効果を実感できるのは濃度3%以上といわれています。
エステサロン等では、5%~6%の濃度のものを使用することが多いです。
なぜかというと、ビタミンC誘導体は濃度が高ければ高いほどいいわけではなく、5%~6%を超えると効果はさほど差はないからです。
これらの理由から、C-MAXローションは効果を最大限感じられる濃度6%の配合率なのです。エラスチンを増やすレチノール誘導体配合!
レチノール(ビタミンA)は、今話題の「しわ改善美容液」として有名な資生堂の商品と同じ成分です。
レチノールはコラーゲンやエラスチンの合成を高め、皮膚のターンオーバーを早める効果があります。
C-MAXローションのレチノールは誘導体になっているので、肌への浸透力が高く、エラスチンを増やすのにおすすめです。
♔おすすめ2♔ サイクルプラス
商品名:サイクルプラス
価格:1,600円(40mL 2週間分)
ーエラスチンを増やす成分ー
ビタミンC誘導体
FGF
大豆エキス
進化したビタミンC誘導体「APPS」配合!
こちらの化粧水も負けていません。サイクルプラスに配合されているビタミンC誘導体は浸透力に非常に優れています。
APPSと呼ばれる新型のビタミンC誘導体の浸透力の高さはイオン導入いらずというから驚きです。
従来のビタミンC誘導体と比べて、その浸透力はなんと100倍にもなるそうです。
高い浸透力を発揮する代わりに、開封後は冷蔵庫保存が必要なことと、使用前に自分で付属のパウダーを混ぜ合わせる必要があります。
エラスチンを増やすFGF様ペプチド配合!
FGFとは、線維芽細胞増殖因子といい、お肌に塗ることで線維芽細胞が活発になります。それによって、エラスチンやコラーゲンといった肌の弾力を保つたんぱく質が増えるのです。
加齢やダメージを受けて衰えてしまった線維芽細胞をサポートする頼もしい成分です。
さらに、お肌のハリや滑らかさを保ち、加齢によって遅れがちなターンオーバーを正常に導くEGF様ペプチドも配合!
5種のヒアルロン酸と6種の美容保湿成分も贅沢配合!
サイクルプラスには、5種類のヒアルロン酸と6種類の美容保湿成分も配合されています。
・3Dヒアルロン酸・バリア型ヒアルロン酸・高吸収型ヒアルロン酸・保湿型ヒアルロン酸・浸透型ヒアルロン酸
エイジングケア成分⇒・バラエキス、イタドリ根エキス、大豆エキス
肌質ケア成分⇒α―アルブチン、カンゾウ葉抽出エキス、活性型ペプチド
Amazonや楽天では販売していないので、試してみたい方は公式ホームぺージから♪
♔おすすめ3♔ b-glen(ビーグレン)のエイジングケア
商品名:ビーグレン
価格:トライアルセット1,800円
ーエラスチンを増やす成分ー
ビタミンC誘導体
レチノール
レチノイン酸トコフェリル
〈セット内容〉
クレイウォッシュ15g、QuSomeローション20mL、Cセラム5mL、QuSomレチノA5g、QuSomeモイスチャーリッチクリーム7g
ビーグレンは独自の浸透テクノロジー「QuSome®(キューソム)」がすごい!
ビーグレンの独自の浸透テクノロジー「QuSome®(キューソム)」とは、ドラッグデリバリーシステムの第一人者ブライアン・ケラーによって発明された浸透テクノロジーです。
スキンケア成分を角層のすみずみまで届けると同時に、肌の中に長時間留まり、効果を持続させることを可能にしました。
そのため、今まで肌の奥まで届きづらいといわれてきた成分も角質層の奥まで届けます。
2種類のビタミンA「レチノール」と「レチノイン酸トコフェリル」配合
独自の浸透テクノロジーQuSome®の超微小カプセルによって、繊細で壊れやすいビタミンAが安定して角層のすみずみまで浸透します。
高いエイジングケア効果から「若見えビタミン」の異名をもつレチノール。
美容先進国のアメリカでは、年齢サインを初めとした様々なケアに効果的であると一般的に知られています。
100%ピュアなレチノールは、肌に浸透※すると即座に威力を発揮し、コラーゲンの働きをサポートします。肌を柔軟にしてハリを与えることで、深刻化した年齢サインを解消します。
「QuSome®(キューソム)」×「レチノ―ル」で小じわが消える!
トライルセットに入っている美容液「QuSomeレチノA」で、朝晩4週間スキンケアを行う試験を実施したところ、乾燥による小ジワが目立たなくなることが検証されました。
小じわはコラーゲンやエラスチンの減少によって発生します。
この検証結果は、「QuSomeレチノA」を使用することで、線維芽細胞に働きかけ、エラスチンやコラーゲンを増やすことができるという頼もしい証拠ですね。
7.エラスチンの効果と増やす方法まとめ
エラスチンとは、「お肌の弾力を保つ上で不可欠な成分」です
しかし、エラスチンは年齢とともにその数は減少し、
40代では約30%以下にまで減ってしまいます。
エラスチンの不足は、ハリや弾力が低下し、シワやたるみといった肌トラブルが起こします。
シワやたるみを改善するためにコラーゲンを摂取しする人は多いですが、
エラスチンが不足している状態でコラーゲンを摂っても意味がありません。
なぜなら、エラスチンはコラーゲンを同士をつなぎ止めるゴムのような役目を持つため、エラスチンが不足することでコラーゲンをつなぎ止めることができないからです。
エラスチンは1度劣化してしまうと元には戻らないため、
エラスチンを維持するために日々のケアが重要です。
エラスチンを維持するために方法は、
①紫外線対策をする。
②糖化や酸化を予防する。
③エラスチンのサプリと摂る。
④エラスチンを増やす効果のある化粧品を使う。
などがあります。
1度劣化してしまったエラスチンは元に戻すことができませんが、
エラスチンを作り出す線維芽細胞を活性化することで、
エラスチンを増やすことができます。
エラスチンを増やす効果のある成分は、
- レチノール(ビタミンA)
- レチノイン酸
- ビタミンC誘導体
- FGF
- 大豆イソフラボン
- パイナップルセラミド
- プラセンタエキス
- ナイアシン
などがあります。