肌の乾燥や加齢によってできたほうれい線はヒアルロン酸で解消する!

 

ヒアルロン酸とは、もともと人の体の中に存在する成分で、ムコ多糖類というねばねばした成分です。

ヒアルロン酸は特に水分を保持する能力(保水力)に優れていて、
ヒアルロン酸1gに対して、水2ℓ~6ℓの水分を保持する能力があります。


出典:おしえて!キューピー

ヒアルロン酸がお肌のみずみずしさた、しなやかさを作っています。
例えば、赤ちゃんがぷるぷるでみずみずしいのは、ヒアルロン酸の量が非常に多いためです。

お肌の水分量を保ち、肌の細胞の弾力性をキープするためにも、ヒアルロン酸はとっても大切です。
ヒアルロン酸が水分を抱えて肌の隙間をみたすことで、乾燥を防ぎ、うるおいを生み出しています。

抜群の水分保持力があるヒアルロン酸ですが、加齢とともにその生産量が減少します。

体内のヒアルロン酸量は40歳後半を境に、急激に減少していきます。
70代の大人の皮膚に含まれるヒアルロン酸量は、赤ちゃんのわずか1/5にまで減少します。

ヒアルロン酸の量が減ると、弾力とうるおいが低下し、肌荒れや乾燥の原因となります。

1.ヒアルロン酸 生成のメカニズム

ヒアルロン酸は、真皮にある線維芽細胞が作り出しています。
線維芽細胞はほかにも、コラーゲンやエラスチンなど肌のハリにかかせない成分を作り出しています。


出典:morinaga

ヒトの皮膚を構成しているのは、上から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層になります。
一番上にある表皮はとても薄く、その下の真皮にはお肌のハリやうるおいといった美肌に欠かせない重要な組織が集まっています。

真皮のほとんどはコラーゲンによって構成されており、
その間にヒアルロン酸やエラスチンが存在しています。

本来は、ヒアルロン酸は自分の体内で自然と生産されるものですが、
加齢により『線維芽細胞が衰えてしまう』ことで、
ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどの新陳代謝がスムーズに行われなくなり、
生成も滞ります。

すると、肌のハリや弾力が失われていきます。
特にヒアルロン酸が失われると水分が減少するため、シワやたるみの原因になります。

2.線維芽細胞が衰える理由

線維芽細胞が衰える主な原因2つあります。

ひとつは、年齢を重ねるごとに数が減少したり、働きが衰えたりすることです。
ふたつめは、紫外線やストレスによるダメージです。

また、化粧品による影響などによってもその働きが低下します。


出典:morinaga

ハリのある肌を保つためには、ヒアルロン酸を生み出すこの「線維芽細胞」の数と、
その働きをキープすることがとても重要です。

3.ヒアルロン酸は生理痛や更年期障害にも効果がある!

ヒアルロン酸の機能は、お肌のハリやうるおいをキープするだけではありません。
ヒアルロン酸には排卵を助けて月経周期の乱れを改善する効果があると言われています。

また、女性ホルモンのバランスを整えたり、自律神経の乱れを防ぐ効果があるため、
更年期障害による動機や発汗などを抑えたり、
月経時の子宮の動きをスムーズにして生理痛の緩和する効果が期待できます。

4.美容成分としての『ヒアルロン酸』の種類と効果

化粧品に含まれる美容成分としてのヒアルロン酸は、
一般的に『ヒアルロン酸ナトリウム(Na)』のことを指します。

以前は、ニワトリのトサカから抽出することが一般的でしたが、
最近のヒアルロン酸は、乳酸菌などを発酵させて製造することがほとんどです。

ヒアルロン酸の一番の効果は、その『高い保湿力による保湿効果』です。
ヒアルロン酸1gに対して、水2ℓ~6ℓの水分を保持する能力があります。
また、刺激や副作用がほとんどないため、敏感肌やインナードライ肌の方でも使いやすい保湿成分です。

  1. ヒアルロン酸ナトリウム
    高い保湿力のある、最も化粧品に使用されているメジャーな成分。
    濃度が上がればあがるほど、粘性が上がります。
    肌表面に水分を含んだ膜を作ることで肌のバリア機能をサポートします。
    ただし、分子量は大きいため肌への浸透力は弱いです。
  2. アセチル化ヒアルロン酸
    別名『スーパーヒアルロン酸』
    ヒアルロン酸に油分をくっつけて、角質層になじみやすくした成分。
    粘性が低く、さらっとしたテクチャーが特徴です。
    とろみはありませんが、ヒアルロン酸ナトリウムよりも保湿力と柔軟性があります。
  3. 加水分解ヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸)
    別名『浸透型ヒアルロン酸』、または『低分子ヒアルロン酸』
    ヒアルロン酸を加水分解して、低分子化したヒアルロン酸です。
    粘性は低く、超低分子なので、角質層まで浸透して水分を保持します。

5.ヒアルロン酸注射以外で頬のコケを解消する方法まとめ

ヒアルロン酸は非常に高い保湿効果がある成分です。

ヒアルロン酸はもともと体内に存在している成分で、線維芽細胞によって作られる。
しかし、線維芽細胞が加齢や紫外線、ストレスによって機能が低下する。

40代後半で急激にヒアルロン酸は減少してしまうため、
線維芽細胞の機能を維持するために紫外線予防やストレスを溜めないことが非常に重要である。

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ヒアルロン酸を摂取しても、お肌のヒアルロン酸を増やすことは難しい。
しかし、高い保湿効果が期待できるたため、
乾燥を防ぎ、肌のバリア機能の向上させる能力がある。

乾燥は老化の天敵であることから、ヒアルロン酸の高い保湿力はアンチエイジング効果が期待できる。

化粧水などスキンケアとして、ヒアルロン酸を使う場合は、
角質層まで届く『加水分解ヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸)』が一番おすすめです。

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