L-システインとはどんな成分か知っていますか?
L-システインとは、私たちの皮膚や髪の毛、爪などにも多く存在し、体の内側から代謝を助けるアミノ酸の一種です。
シミの原因物質「メラニン色素」の過剰生成をおさえる働きがあることから、美白効果をもたらす成分として欧米で人気を集めています。
L-システインは、日常の食事から多量に摂取する事がむずかしく、欠乏状態になりやすいため、「準必須アミノ酸」として取り扱われることもあり、きちんと意識的に摂取することが大切な成分です。
この記事では、L-システインの3つの美白効果や二日酔い予防効果について詳しく解説していきます!また、L-システインが不足する原因や摂取量の目安、サプリメントの選び方や注意点についてもご紹介します!
1.L-システインの3つの美白効果とは?
2.二日酔いにも効く!L-システインの意外な効果
3.L-システインが不足するとどうなるの?
4.L-システインが不足する2つの原因
5.L-システインを補うにはどうすればいいの?
6.おすすめのL―システイン配合のサプリはこれ!
7.L-システインの効果まとめ
1.L-システインの3つの美白効果とは?
L-システインは美白効果に優れた成分です。L-システインには、シミをできるのを防ぐだけでなく、できてしまったシミを消す(還元する)、できてしまったメラニンを排出する全てのSTEPに効く美白作用があります。
ビタミンCと同時に摂取することでその効果が高まります。
L-システインの美白効果1『シミを防ぐ』
L-システインはビタミンCと一緒に摂取することで、紫外線やストレスによって発生するシミの原因物質メラニンの生成を抑制し、シミになるのを防ぐ効果が期待できます。
L-システインの美白効果2『シミを消す』
L-システインはビタミンCと一緒に摂取することで、肌に色素沈着した黒色メラニンを薄くし、無効化する効果があります。つまり、すでにできてしまったシミやくすみを消す効果があります。
シミやくすみを消すためにL-システインを摂取する場合は、ターンオーバーのサイクルを考慮して、最低でも一か月はL-システインとビタミンCを摂取するよう心がけましょう。
L-システインの美白効果3『過剰なメラニンを排出する』
L-システインには肌の代謝(ターンオーバー)を助け、過剰なメラニンをスムーズに排出させる効果があります。同時にビタミンB群を摂取すると効果が高まります。
肌は約42日間で新しく生まれ変わります。この肌の生まれ変わりのサイクルが、ターンオーバーと呼ばれる肌の代謝です。このリズムが乱れると、シミやニキビなど肌トラブルの原因となります。
L--システインは、ターンオーバーを正常化することで、メラニンを排出するだけでなく、にきびや肌荒れといった肌トラブルも改善します。
2.二日酔いにも効く!L-システインの意外な効果
二日酔いの主な原因は、アルコールが代謝されてできるアセトアルデヒドという毒性の高い物質が、体内で増加することによって、吐き気や頭痛などの症状があらわれます。
L-システインは、アセトアルデヒドに直接反応して無毒化したり、アルコールを無害な物質に変える酵素のはたらきを助けるため、二日酔い予防にとても効果的な成分です。
また、L-システインは、体の代謝(エネルギー産生)をスムーズにする効果もあり、エネルギーを効率よく作れるように働きかけることで、エネルギー不足による疲れやだるさを改善する効果も期待できます。
L-システインは、美白効果だけでなく、二日酔いや寝不足、仕事の疲れも改善してくれる頼もしい成分なんですね。
3.L-システインが不足するとどうなるの?
L-システインの不足が続くとメラニン色素が過剰に生成されてしまい、シミやくすみの原因になります。
また、肌だけでなく髪の毛にも影響が・・・
髪の毛は主にケラチンという物質で出来ています。
実はこのケラチンの材料となる成分がシステインです。
そのため、システインが不足すると髪の毛をうまく作れなくなるため、細毛や枝毛、薄毛といった髪のトラブルが起きやすくなります。
4.L-システインが不足する2つの原因
では、なぜL-システインが不足するのでしょうか?
L-システインが不足する主な原因は2つあります。
① 眼を酷使している
L-システインは眼(網膜)の細胞を修復するときに多く消費される物質です。
パソコンやスマホなどブルーライトを長時間浴びることで、眼の細胞が傷ついてしまい、それを修復するためにL-システインが大量に消費されてしまいます。
L-システインは重要な箇所に優先的に使われていく物質なので、眼の細胞を修復するために使用され、残ったL-システインが髪や肌へとまわされていきます。
そのため、眼精疲労はL-システイン不足を招く原因となります。
また、ブルーライト自体も、シミを作る作用があるため注意が必要です。
おすすめの記事⇒スマホやパソコンのブルーライトでシミができるって本当?
② お酒をたくさん飲んでいる
システインは、アルコールを分解する過程でも消費されます。
そのため、お酒を飲めば飲むほど体内のシステイン量が減少します。
お酒を飲むとお肌へと届くL-システインの量が減少するので美容のためにもお酒はほどほどにしましょう。
お酒をよく飲む方は二日酔い予防と美容のために、L-システインを普段から摂取することがおすすめします。
5.L-システインを補うにはどうすればいいの?
L-システインを補う方法を2つご紹介します。
①食べ物から摂取する
L-システインとは、シスチンというアミノ酸が2分子結合したものをいいます。
食べ物には、シスチンの形で含まれています。
下のグラフは食べ物に含まれるシスチンの含有量です。シスチンは体内でシステインと相互交換できるので、食べ物を介してシスチンを摂取すれば、体内のシステインを増加させることができます。
※可食部100gあたりのシスチン&メチオニン含有量(グラフ)
シスチン(=システイン)の1日の摂取量は250mg~500mgが目安となります。
(システインは、LとDの2種類が存在し、美白に効果的といわれているのがL-システインです。)
②サプリメントから摂取する
サプリメントから摂取する場合は、
①L-システイン(またはL-シスチン)を1日あたり250mg~500mg摂取できるもの
②ビタミンCも配合されているもの
を選ぶようにしましょう。
L-システインはビタミンCと同時に摂取することでシミを抑制・排出する効果を高めることができます。
L-システインの過剰摂取は、シミの原因であるメラニンの生成を抑制する作用がありますので、逆に紫外線のダメージを受けやすくしてしまいますので注意しましょう。
L-システインの一日の摂取上限は1000mg程度です。
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6.おすすめのL―システイン配合のサプリはこれ!
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おすすめの記事⇒ブライトニングパインの美白効果とは?
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7.L-システインの効果まとめ
いかがでしたか?
L-システインには、シミを予防・消す・排出する3つの作用や二日酔い予防、疲労回復効果があります。
L-システインは目の酷使や飲酒によって減少するため、スマホの使いすぎやお酒の飲みすぎは気をつけるようにしましょう。
L-システインを補うには、食べ物またはサプリメントで補うのが効果的です。
サプリメントで摂取する場合は、1日250mg~500mg程度を目安にしましょう。L-システインの摂りすぎは逆にシミを作ってしまったり、白髪ができる原因にもなりますので注意しましょう。